配役
女性　　　……永峰楓
怪人　　　……織原純佳　
ヒーローＡ……滝川みう
ヒーローＢ……瀬良穂乃花
ヒーローＣ……藤間桜
ヒーローＤ……神木みかみ
ヒーローＥ……一之瀬蛍
(ナレーション)
休日の午後を自室で過ごす、一人暮らしの女性。
……そこに、悪の魔の手が忍び寄っていた…。
女性「え～⤵️。この前のツイート、全然バズッて無いし。わざわざ一時間並んだのにさぁ。」
💥パリィーーン(窓が割れる音)
怪人「ウ”オォォォォォォォ！」
女性「きゃぁぁあ💦！！な、何？」
怪人「うまそうな人間だなぁ、食ってやろうか！」
女性「ちょ、まっ、止めてぇぇ💦💦」
ヒーロー五人「待てぇぇぇぇっっ！！！」
怪人「だ、誰だっ！」
🚪バタン(扉から現れる五人)
BGM『覚醒』イントロ　
Ａ「私の名前はブラックレンジャー」
Ｂ「私の名前はオレンジレンジャー！」
Ｃ「わたしの名前はレモンイエローレンジャー！」
Ｄ「うちの名前はライトピンクレンジャー💕」
Ｅ「私の名前はマゼンダレンジャーです。」
ヒーロー全員
「五人揃って、ナナニジレンジャー！！」
怪人「…………。」
Ｂ「さぁ、怪人っ！覚悟してくださいっ！」
怪人「待って待って。」
Ｅ「命乞いですか？見苦しいですよ。」
怪人「そうじゃなくて。
…………何か…違くない？」
Ａ「違う…って？」
怪人「え？分かんない？」
Ｄ「ごめんなぁ。うちら最近ヒーローになったばっかりやねん。」
Ｃ「ヒーローの常識？みたいなのは、まだ分からないんです。」
怪人「あ、そうなの。いや、こっちはさぁ怪人歴長いわけよ。30年かな。」
Ｂ「えっ？大先輩じゃないですか！お会いできて光栄です✨タメ語使ってすいませんでした。」
怪人「あ、全然。そういうの気にしないから。」
Ｂ「あざぁっす！」
怪人「まぁ、それはそれとして…何て言うかさぁ。
貴女は何だっけ？」
Ａ「え…ブラックレンジャー…です。」
怪人「そう、いきなり黒が来るのはどうかと思うけど、あるあるだもんね、黒は。ライバル的な立ち位置だったりするもんね。良いと思うよ。」
Ａ「ありがとう…ございます」
怪人「んで、次ね」
Ｂ「私はオレンジレンジャーです！！」
怪人「オレンジ……まぁね、ギリギリある色よこれも。ヒーローものの二番手にしてはやっぱり珍しいけどね。」
Ｂ「あざぁっす！」
怪人「声スゴいね…💧。それから？」
Ｃ「レモンイエローです🎵オーラの色はショッキングピンク🎵」
怪人「いやいや、問題なのはこっからよ。ただのイエローで良いじゃん、って話。何でレモン絞っちゃったの？あと、オーラの色とか聞いてないから。」
Ｃ「すっぱいすっぱい💦」
怪人「失敗失敗💦、みたいな言い方で言わないでくれる？。…変な返ししてくるなぁ。
まぁいいや。それで？次は何だっけ？」
Ｄ「妖精さんです💕」
怪人「もう普通に嘘ついてくるじゃん。ライトピンクだったよね、君。それに関してはさっきの人と指摘が被る事になるから、まともに返事されるよりボケてくれた方がこっち的には助かったけど。」
Ｄ「なら感謝せえよ。」
怪人「上からっ！崖の上から登場するヒーロー張りに上から言ってくる💦」
女性「あははっ、崖の上からとかマジウケる。」
怪人「(女性に軽く会釈しながら)あ、ども。ありがとうございます。
……そしてさぁ、最後の君だよ。」
Ｅ「私？マゼンダレンジャーです！」
怪人「何色っっ！？？💦知ってる気もするけど、どんな色って聞かれたら、赤っぽいのかな青っぽいのかな？、濃いのかな薄いのかな？って、見るまであんまり分からない色なんだよ。マゼンダとか、アクアマリンとかは！」
Ｅ「え～？そうですか？(衣装を見せる仕草をしながら)はいっ。こんな感じです。」
怪人「そうだろうね。こんな感じ、としか表現出来ないよね。」
Ｂ「さぁ、自己紹介は終わりましたよ！怪人さん！勝負してください！！」
怪人「いやムリムリムリ💦。こんなヒーローに倒されたら、怪人業界で末代まで笑われちゃうから。」
Ｃ「それならどうすればいいんですか？」
怪人「色のコンセプト統一してきてくれないかな？」
Ａ「ええ…面倒…。正直、黒でも白でも…何でも…」
怪人「ダメダメ。ダメだって💦。本人達がそれ口に出しちゃダメなんだって。拘り持って配色してるってこっちは思ってるからさぁ。」
Ｅ「拘り、持ってますよ。だから私はマゼンダなんです！」
怪人「持ち過ぎてもダメかぁ💧
……はぁ。もう、統一感は諦めるからさぁ。何かこう…ヒーローって感じで、改めて登場し直してくれない？」
Ｃ「ヒーローって感じですか？
どう？みんな出来そう？」
Ｄ「どんな感じがええんやろね？」
Ｂ「やっぱりカッコ良くて強いのがヒーローだよね！」
Ｅ「じゃあそれぞれが思う格好良いものを真似て登場する、ってどうでしょう？」
Ａ「……………ｺｸﾘ(頷く)」
女性「ねぇ？話終わった？私ぃ、エゴサで忙しいんだけど。」
ヒーロー全員「終わりましたぁ。」
怪人「OK。じゃあ、俺も一回部屋から出てまた入ってくるから。そっちもまた登場して？」
ヒーロー全員「はーい！」
怪人「(女性に向かって)じゃ、すいません。もう一回だけ。宜しくお願いします。」
女性「あー。りょ。」
怪人「(ヒーローに対して)ほら。君達もお願いして。盛り上げてくれる市民の皆さんあっての俺らでしょ？」
ヒーロー全員「お願いしますっ！！」
女性「はーい。りょ。…あ、これさ、アップして良？バズると思うんだよね。」
怪人「こっちは事務所的に大丈夫ですけど…」
Ｃ「あ、ごめんなさい。ヒーロー協会的にはNGです。身バレとか本当困るんで。」
怪人「って事なんで、すみませんが。」
女性「りょ。」
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(take２)
怪人「ウ”オォォォォォォォ！」
女性「(棒読み)わー止めてー。」
ヒーロー全員「待てぇぇぇぇっっ！！！」
怪人「だ、誰だぁ！」
　
🚪バタン(扉から現れる五人)
BGM『覚醒』イントロ
Ａ「私の名前は杉下右京。」
Ｂ「私の名前はプリキュア！」
Ｃ「わたしの名前は夏油傑。」
Ｄ「うちの名前はリカちゃん。」
Ｅ「私の名前は佐藤麗華先輩ですぅ。」
怪人「……………え？」
女性「ウケる～～～。」
Ｂ「さぁ、怪人さん！勝負です！！」
Ｄ「今度こそ逃がさへんで～！」
怪人「…ちょっ」
Ａ「早く逮捕して…再放送に間に合うように…」
Ｅ「清く正しく。」
怪人「待って待って。どういうこと？」
Ｃ「ん？みんなが思うカッコいいヒーローですよ。」
怪人「ダ、ダメだこりゃあ💦今日は俺、帰るから、今度までには設定固めておいてくれよ！お疲れっ。」
ヒーロー全員「お疲れ様でしたっ！！」
女性「…あれ？部屋の窓ってどうなんの？割られ損じゃね？」
Ａ「あ、それは…被害届を出してくれたら保障が…」
Ｅ「詳しくは三桁の電話番号『２２７』で繋がるヒーロー協会窓口でお問い合わせ下さい。」
女性「そんなんあるんだ。ヒーロー、マジパネェ。
んでさ、録画した動画なんだけど…」
Ｂ「本当にごめんなさい。それはダメなんです。出来れば消去して貰えますか？？」
女性「……はぁい。」
(ナレーション)
…こうして、怪人は闇へと消えていった。
今日も街の平和は彼女たちによって守られたのだ。
しかし、光あるところに闇があるように、彼女たちの戦いはまだまだ終わらない。
歌え！ナナニジレンジャー！！
みんなの未来(あした)を守るために！！
戦え！ナナニジレンジャー！！
怪人たちに奪われた笑顔を取り戻すために！！
勝て！ナナニジレンジャー！！
結局、投稿した女性との裁判に！！
不正アップロード。駄目。絶対。
おしまい。