【前回のあらすじ】
戸田さんに贈られた怪しげなチョコ🍫を食した斎藤さん。途端に様子が急変したそうです。
その異変を知らせる声に駆け付けた佐藤さんは驚愕。
一体何があったのでしょう………。

『前編』へのリンクはこちらになります。
まぁ私が大筋を説明しましたから、読むのは無駄手間かもしれませんね。

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では、終業の時間ですのでここで終わります。

後半をお楽しみ下さい。👓✨









麗華「どうしたの！？」
麗華「！！！」

ニコル「あら？佐藤さんじゃない。お疲れ様。」

麗華「ニ、ニコル、、お疲れ様。貴女も舞台からMCまで大変よね。
………………で、この状態は何なの？」

ジュン「あ、あ、あのね💦💦。麗華──

ニコル「戸田さん？私が今、佐藤さんと会話してるんだけど。」

ジュン「ハイ……ごめんね。ニコるん。」

ニコル「は？良く聞こえなかったんだけど。」

ジュン「うぅ💦💦。ごめんなさい、ニコる………ニコルさん」

ニコル「よろしい。……で、話の途中だったわね、佐藤さん。」

麗華「……うん。……そうね。………出来ればなんだけど、何でこうなったのか教えて欲しいなぁ、って。」

ニコル「？？？何の事？」

麗華「いや……、だからね………。部屋は照明で真っ赤に染まり、貴女は豪華な椅子に腰掛けて。片やジュンは部屋の隅っこで小さくなってるのかなぁ～、って。」

ジュン「私💦ちっちゃ──

ニコル「(￢_￢)ジロリ」

ジュン「──いです。ごめんなさい。」

麗華「(ジュン。お願いだから今は大人しくしてて。後で慰めてあげるから。)」
麗華「理由を教えて貰える？お願い。」

ニコル「ふぅ💨そこまでお願いされたら仕方無いわね。……とは言っても、特別に変わったことはしていないのよ。戸田さんに驚かされてチョコを食べてしまった以外にはね。(￢_￢)」

ジュン「💦💦💦」

麗華「そう…なのね。そのチョコってテーブルの上の、それ？」

ニコル「何よ。佐藤さんも欲しいの？優等生ぶってる割に意地汚いのね。」

麗華「💢………………😊ううん。チョコは要らないんだけど、どのメーカーなのか気になって」

ニコル「メーカーものでは無いみたいよ。良く分からない紙なら付いてたけれど。」

麗華「ちょっと見せて貰うわね。………ふむふむ。」


　　　　　　　【※注意】
『此ノ甘味菓子。中国奥地で採取シタ薬草を練り込んダ秘薬。黒食せバ、心闇に堕ち、白食せバ、心天に還ル。適量ヲ斬り分ヶ使用すベシ』


麗華「成る程ね…。ニコル、貴女は黒のチョコを食べたの？」

ニコル「そうよ。普通、チョコは黒いでしょ。何を聞いてるの？今更。今は許すけど舞台上でそんなポンコツな質問を私にしないでよね。そんなので声を掛けられたら面倒くさいわ。」

麗華「💢💢………………😊ごめんね。分かりきった質問して。
ポンコツついでにもう１つ質問させてくれる？チョコは丸々１個食べたの？」

ニコル「当然よ。あの可愛い耳も、愛くるしいお目めも、キュートなお口も含めて、全部喰らい尽くしてやったわ🎵」

麗華「(何でそんな物騒な言い方するのよ😅💦)………ふむ。」

ニコル「もう良いかしら。私、そろそろ部屋に戻りたいんだけど」

麗華「ニコル！！」

ニコル「な、何よ突然！？」

麗華「私に食レポを指導してくれないかしら。」

ニコル「？」

麗華「ニコルってそういうの得意だったわよね？だから、私にもコツを教えて欲しいの。」

ニコル「お願いばかりで気に入らないけれど、その心掛けは誉めてあげる。トップアイドルを目指すグループのリーダーとして、ようやく自覚が出てきたんじゃない？」

麗華「うん、そうかも。、、、それで今度は、白いチョコを食べて貰えないかしら。」

ニコル「またチョコなの……。制限してるって誕生日の時にも言ったわよね。佐藤さん。貴女、セクシーとかワガママボディとか言われて油断して太ってきたんじゃない？私から言わせたら佐藤さんじゃなくて砂糖さんよ。
………あら、上手いこと言ったわね私。ウフフフフ(^艸^)🎶」

麗華「💢💢💢…………………😊そ、そーよねー。気を付けるわ。でも今日くらい良いでしょ？ね？」

ニコル「ふぅ。分かったわよ。🍫👄パクっ。モグモグ😋✨ゴックン。」

麗華「………………………………。」

ニコル「『とっても美味しいっ😆！！！』
………って、まずは感情をハッキリと伝えるの。私達に求められてるのは正確な情報よりも喜びの顔だか…ら…………はぅ、っっ………」

ジュン「え！？え！？」

麗華「………ニコルは問題ない、、ハズよ。それより、ジュン大変だったわね。」

ジュン「麗～～～華～～～😢💦💦💦」

　　　ｷﾞｭｯ🤗🏃‍♀️≡≡≡≡≡≡≡💨

ジュン「あのね💦あのね💦💦ニコるんに○○な事や、□□な事されたんだよぉぉ💦💦」

麗華「良し良し。怖くない、怖くないよ～。頑張ったね～👋。」

ジュン「グスン😢うん、私、頑張ったよ。ニコるんに喜んで貰おうと思ってチョコあげただけなのに……何でこんな………」

麗華「チョコのせいね。あのチョコ、人の気持ちを変える力があるみたいなの。注意書にちゃんと書いてあったわよ。」

ジュン「そんなチョコあるの！？………ん？でも、ニコるんは読んでたよ？」

麗華「…そうね。何でかしらね。
(ジュンに見栄を張ったのね、きっと。)」

ジュン「………ニコるん。どうなっちゃうの？」

麗華「注意書を信じるなら黒のチョコを食べたから悪い心になったみたいね。
恐らくだけど……、扁桃体の負の感情を司る部位だけを刺激する成分が入っていたんじゃないかしら。」

ジュン「へんとーたい？とか良く分かんないけど、食べちゃダメなチョコだったんだね……。」

麗華「それは違うわよジュン。悪いとされる気持ちも含めて人間なの。本当ならこのチョコは少しずつ食べて、気持ちを徐々に吐き出す為に使うべきなのよ。」

ジュン「そっかぁ。１個を一気に食べちゃったからあんな女王様みたいなニコるんに……。」

麗華「だから今度は、それとは逆の作用があるって書かれてた白のチョコを食べさせたの。中和されて、目が覚めたら元のニコルに戻っていると思うわよ。
………………………それに、元のニコルには言いたい事も出来たし。」

ニコル「うぅん。あれ？私。」

ジュン「！！！　ニコるん、大丈夫？」

ニコル「うん、大丈夫。ジュンちゃん、心配してくれてありがとう😊」

ジュン「良かった～～、ってあれ？何か変だよ、麗華。……麗華？」

麗華「やっっっと、戻ったわね。ニコル💢💢」

ニコル「え？(怯)💦💦」

麗華「さっきは散々言ってくれたわね。意地汚いとか、ポンコツとか。」
麗華「無駄にセクシーとか、機械に見放された女とか、ファザコンとか💢💢」

ジュン「麗華ぁ、そこまでは言ってないよぉ」

ニコル「ご、ごめんなさい💦私、そんなつもりじゃ……💦💦」

麗華「いいえ！貴女の言葉には悪意がある！！私を、私達を小馬鹿にしてるわ！！💢💢💢😠」

ジュン「………………………麗華が黒のチョコ食べたみたいになってるよ😵」

麗華「兎に角！！！貴女の言葉は人を傷付ける！注意なさい！💢」
麗華「───でも」
麗華「それと共に、私達と高みを目指したい決意や覚悟を感じる。率先して自分が嫌われ者になるその姿に、いつも救われてるの………感謝しているわ🙏。」

ジュン「怒るの？誉めるの？どっちなの？………(・・;)」

ニコル「そんなこと無い。私もいつも麗華ちゃんに助けられてる！」

麗華「ニコルっ✨✨！！。
………ん、あら？麗華…ちゃん？」

ジュン「やっと気づいたぁ。ニコるんまだ変だよ。」

ニコル「私、何か変ですか？
え！？何処どこ？あ！髪の毛跳ねてるぅ。
………やだぁ💦恥ずかしいよぉ😳((恥))💦💦💦。」

麗華「………………………尊い。( ´ー`)ｂ✨」

ジュン「お～～い。麗華、戻ってきて～～。」

麗華「ﾊｯ、危ないっ！？。これがファンの方から見たニコルの魅力なのね。思わずお小遣いをあげたくなってしまったわ…。」

ジュン「しっかりしてよ、も～～。」

ニコル「ジュンちゃん😊。ジュンちゃんから貰ったチョコとっても美味しかったよ✨✨ジュンちゃんの気持ちが伝わって来る気がする😌」

ジュン「…………………………てぇてぇ(>_<)✴️」

麗華「ジューーーーーーーン！！！」

ジュン「えぁっ！？ヤバいヤバい。ニコるん強すぎるよ😅」

麗華「食べた白のチョコの方が大きかったみたい。今度は天使みたいな白ニコルになってるわ…。」

ジュン「どうする？」

ニコル「✨✨👼✨✨」

麗華「くっ……笑顔が眩しいっ。ちょっとだけ黒を食べさせて調節しましょう。」


モグモグ😋

ニコル「テストで一番取ったのにおバカキャラとか、扱いに困るから本当に止めて欲しいんだけど。」
ジュン「💢💢💢💢💢」
麗華「こ、今度は白！！」


モグモグ😋

ニコル「麗華ちゃんは22/7の永遠のリーダーだよ😊✨✨」
麗華「………………好き💕💕」
ジュン「麗華が攻略されちゃう………く、黒チョコ。」


モグモグ😋　「次は白…」


モグモグ😋　「今度は黒…」


モグモグ😋　「やっぱり白…」



ニコル「今日は戸田さんにプレゼントを貰ったのに、色々と失礼な事をしたわね。佐藤さんにも迷惑を掛けてしまって。……悪かったわ。」

ジュン「まだ白ニコるんなんじゃない？いっつもこんなに優しくないよ、ニコるん。」

ニコル「！！！　ちょっ──

麗華「かもしれないわね。普段ならこんな事多分言わないかも。
でも、白ニコルだから言ってくれたのよ。そうよね😊？」

ニコル「………………………。そうよ。だからありがと、二人とも。」

ジュン「ほら！じゃあまた黒のチョコ食べさせないと！」

ニコル「もう大丈夫よ💦。このくらい部屋でゆっくりと過ごせば治るわ。」

麗華「なら良かったわ。」

ニコル「さすが私達のリーダー、と言った所かしら……。一番喰えないのは貴女かも。」

麗華「あら、ありがと😊。優しい白ニコルからお褒めの言葉を頂いちゃったわ🎵。」

ニコル「本当に全く……貴女って人は………。私、部屋に戻るわ。二人ともお休みなさい。」

麗華「………お休み、ニコル。暖かくして寝るのよ。」

ジュン「？？良く分かんないけど、おやすみ～～、ニコるん😄✨」
ジュン「………………………あ～～💦💦疲れたぁ😵」

麗華「………………私達も部屋に戻りましょ。」

ジュン「今日はさぁ。麗華の部屋にお泊まりしてもいい？」

麗華「先生への報告も明日の予習も終わってるから別に構わないけど、あまり遅くまでゲームはしないわよ？」

ジュン「そう言いながら、いっつも最後までやってるのは麗華なんだけどねぇ😁」

麗華「仕方ないじゃない💦。ゲームは数少ない私の趣味なんだから。」

　　　🎶🚶‍♀️🚶‍♀️🎶≡≡≡≡≡≡≡💨　　🍫



















都「ん、なんや？このチョコ。」

(・д・ = ・д・)🍫

都「１個くらいバレへんやろ。頂きま～す😋🍴」

おしまい。