第1話「真の忍者ジャンプ」
(🎵～軽快なBGM)
山盛ナレーター『……ここは私立七虹学園。デジタル声優グループ、22/7が一流のアイドルになるべく様々なことを学ぶ学校……』
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塔子「お、始まりましたね～🎵」
みず姫「始まったw」
塔子「て言うか、『六番町学院』じゃないんだねー⁉️」
みず姫「そう、それな⁉️  『七虹学園』だって❗️  なんのヒネリも無いよ？🤣」
塔子「う～ん、やっぱりそこは隠されたヒミツがあるとか❗️  例えば……『六』の次だから『七』なんじゃないかな⁉️」
みず姫「あー、裏の……設定ってヤツ？」
塔子「そーそー！✨  2次元から3次元にひとつ移動したっていうさ、深ぁい裏話があったりしてw」
みず姫「無い無い❗️そんなん考えすぎやってばw」
塔子「無いかー🤣🤣🤣」
みず姫「そういえばさ、まだうちら自己紹介しとらん？  コメンタリー収録始まっとるよ？」
塔子「あ、そうだ❗️  忘れてたや🤭」
みず姫「何か、お仕事ってこと忘れて、フツーにリラックスして番組見とったやんw」
塔子「それでは仕切り直して❗️  みなさん、こんにちは❗️ 22/7の風を切り裂く韋駄天剣士❗️ 麻丘真央役、桐生塔子でーす🎵」
みず姫「えー、はい。みなさんこんにちはっちゃ。22/7の放課後のプリンス❗️ 月城咲舞役、氷室みず姫ですっ♪」
塔子「ええーと、(カンペを読む)……本日は新番組『22/7計算外』初回放送を記念して、私たち『中の人』でコメンタリーをしていきたいと思いますっ✨  イェーイ👊😆🎵」
みず姫「ウェーイ🎵👏👏👏👏👏」
塔子「……とか何とかこちらで自己紹介してる間にですね、番組の方では『タコショウカイ』が始まってますねー」
みず姫「タコショウカイw」
塔子「ね❗️  塔子さ、タコショウカイって知らなくて。『ん⁉️  タコ🐙を紹介してどうすんの⁉️  そんなうにゃうにゃしたメンバー居たっけ⁉️ 』って思っちゃったよぅ～🤭」
みず姫「タコw  そんなんメンバーにおらんて。人間違うじゃんw  ……えー、正解はですねぇ。『他己紹介』、他人のことを別の人に紹介することですねー」
塔子「そうそうw」
みず姫「とうこさぁ～ん？  これくらい、ジョーシキですからねぇ？  しっかりしてくださいよぉ～🤭」
塔子「そんなこと言って、みず姫っちも絶対知らなかったでしょ❗️😁  さっきスマホで調べてたの見たんだから！」
みず姫「…………ふっ、バレたかw✴️ｷﾗｯ」
塔子「……あ。穂乃花っち……じゃないや、りのちゃんがまた何か変なガヤして怒られてるw」
みず姫「(自分達のことは棚上げしつつ)、もう、ほのちは次元が変わっても相変わらすだw」
塔子「(自分達のことは棚上げしつつ)そうだねー🎵  ……って❗️  あ、ホラ、見て見て～⁉️  真央ちゃんが出てきたよっ🎵  やー、相変わらず可愛いなぁ、私のまおすけ✨」
みず姫「外の人のことをまおすけって呼んでるんだね？」
塔子「うふふっ、そだよ🎵  なんかこう『まおすけ』って感じじゃない？  親しみが湧くでしょ？  美人さんだし、それにフェンシングやってるところとか、チロルチョコ好きなトコとかさ、めっちゃ共感するんだよぅ💕  何かさ、他人じゃないみたいなんだよね❗️」
みず姫「自画自賛じゃんw  ……あ、出たw  特技『なりきりバレエ』😁」
塔子「そう、そうなんだよ🎵  ほら、カワイくない？  カワイイよね⁉️(画面の真央を得意満面に真似する)」
みず姫「🤣🤣🤣🤣🤣🤣   ……やったことないのに、その顔出来るってスゴいよw  そういう嘘プロフを堂々と語れるって、みかみさんに似てきとう？  絶対伝染ってるよw」
塔子「そかな？  でも、みかみセンパイ大好きだから、それはそれでOK👍️😆✨」
みず姫「どういうマインド？😅」
塔子「……みかみんマインド🎵」
みず姫「www  ……まぁ、『なりきりバレエ』は良いんだけどさ、私は次の『関節が全部外転する人』ってのがめっちゃ引いたけどね❗️😅   ……あ、来た！  コレコレ❗️🤣🤣🤣  」
塔子「えー、なんでぇ⁉️  コレ面白いじゃん❗️」
みず姫「これってさ、『進撃の巨人』にこんな走り方する巨人おらんかった？  やたらクネクネするヤツ。あれ、マジでキモいんよなw」
塔子「あー、えーと……なんだっけ、純佳っちの漫画読ませてもらったことがあるんだよ……。……あ、奇行種？」
みず姫「奇行種❗️  それだ❗️✨  ……あ～、そら……じゃなくてなおちゃん、めちゃ巻き添えでやらされてる🎵  サイアクw  ヤヴァイw」
塔子「そもそもそらっちがチクッたんだから、一緒に恥かくのは当然でしょー？😚」
みず姫「……恥ずかしいことってのはわかってるんだ🤭」
塔子「みず姫っちもやってくれたら良かったのにぃ❗️」
みず姫「いや、やらないよw  断固拒否です🎵  新番組始まって早々、私の咲舞ちゃんにそんなのやらせられないよ❗️🤣🤣🤣」
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みず姫「あ、わかった✨」
塔子「え、なに？」
みず姫「真央ちゃん──っていうか、とうこのモノマネって、似ている似てないじゃなくてさ❗️  全部オモシロ動作と変顔でごまかしてる❗️  『赤べこ』とか『シンデレラの嫌なお姉さん』とか『ぴよちゃん』とかw」
塔子「赤べことぴよちゃんは別に真似してなーい❗️💦」
みず姫「クオリティーに自信がないから、最初から自爆して笑かしに来てるんよなw  ズルいよ🤭」
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みず姫「そしてー？  キター🎵  月城咲舞ちゃんのターン❗️  ヒューヒュー😙  カッコいいよ～✨」
塔子「みず姫っちも自画自賛してんじゃんよ～w」
みず姫「こういうのはさ、暗示だよ暗示。誰も褒めてくれなかったら、まず自分で思い込んでいくの。そうしてたら、いつかは周りも『カッコいい』って言ってくれるようになるもんなんだ✨」
塔子「おお～！ ……って感心すると思うなよ～っw  みず姫っちは、おバカなのに前フリだけは妙に自信たっぷりなんだよね。なんとなくカッコ良さそうなヘリクツ言っちゃってさ？」
みず姫「……いやいや、おバカさではとうこに負けるってw」
塔子「イエイエ、みず姫っちも大概だよー🎵  ……あ！  見て❗️  咲舞ちゃんの特技紹介！  さっきの『なりきりバレエ』をバカにしたみず姫っちのコトバ、お返しする時がキタッ❗️」
みず姫「え～？  はて？  なんのことだろ～なぁ～(´ﾟзﾟ)～♪」
塔子「トボケルなぁ～❗️😆  ほら、『世界の早口言葉』！  『世界の』なのに、１か国しか出来ないってどーゆーこと？w」
みず姫「だから、それは言ったでしょ？  日々アップデートされてるから、出来るようになる早口言葉もあれば、忘れちゃうのもあるんだってば🎵  それに、１か国でも出来ればスゴいと思わん？」
塔子「ヘリクツ❗️  ヘリクツ～ぅ❗️🤣  そういうトコだよ、みず姫っち❗️」
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塔子「じゃ、次はこれ！  咲舞ちゃんが今やってる 『忍者ジャンプ』❗️  こんなの絶対アカンヤツやろ～w」
みず姫「いや、忍者ジャンプのどこがいけないの？ ホワイ？」
塔子「見てよ、あの自信満々な態度～w   それで結果はめっちゃ音出てるじゃん🎵  これこそ嘘特技だよぅ！  しかも前のイベントでも失敗してるから、これで2度目だよ⁉️」
みず姫「や、だから三四郎さんにも説明したじゃん。ジャズシューズでやったら音が出ないんだって✨  それにあの時はたまたま調子が悪かっただけ。なんなら今やって見せようか？」
塔子「お？  やってくれるの？  いいよ～w  ……それじゃ……プレ？」
みず姫「……プレ？」
塔子「あ、ゴメンw  フェンシングでね？  『準備いい？』って意味。OKなら、ウィって言って🎵  そしたら塔子かアレ！って言うから、それが合図」
みず姫「あ、なるほど✨  えーと、う、ウィ？」
塔子「……アレ❗️」
みず姫「(忍者ジャンプをする)──っ❗️🥷」
🏃‍♀️💥ドタタッ
みず姫「……ね？✴️(ドヤ顔)」
塔子「アウトーーーッ❗️🤣🤣🤣🤣🤣」
みず姫「……おっかしいなぁ……🤭」
塔子「みず姫っちも相当負けず嫌いだよねw 」
みず姫「それは、お互い様ってことで🎵」
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塔子「う～ん、やっぱそうだ。咲舞ちゃんもみず姫っちも、基本思わせぶりなんだよ。じゃ、そのさきに何か深いことあるの？って訊いたら、別に何もないw  『それはアレだから』とか急に黙秘しちゃう🤭」
みず姫「前にあーやセンパイが言ってたんだよ。イイ女であるには『秘密』が大事だって。何もかもさらけ出して見透かされるより、ミステリアスな方がカッコいい🎵  私はその教えを守っとるだけ✴️」
塔子「お？  イイ女って、プリンス目指してるのは諦めた？」
みず姫「プリンス目指すのは諦めてないっちゃ♪  それは私の目標だから✴️  でも、私の咲舞ちゃんにはイイ女になって欲しいなって思っとーよ🎵」
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みず姫「あ、西條和ちゃんの他己紹介だ🎵  ナニ？  めっちゃカワイイ！  めっちゃカワイイ！」
塔子「なごみーんっ✨🤭」
みず姫「……あれ？  そういえば和ちゃんが出てるのに……💧」
塔子「……みうさん、コメンタリーに参加しなくていいのかな？🤔」
みう「…………居る」
みず姫「うわっ⁉️ !!( ; ﾛ)ﾟ ﾟ」
塔子「みうさん、いつの間に⁉️💦💦」
みう「……最初から……居たよ？(⚠️サムネイルをよく見てみよう)」
塔子「うそーんっ⁉️」
みず姫「もはや、みうさんの方が忍者🥷やん……💧」
みう「……忍者🥷……(少し嬉しそう)」
塔子「え？  だったら話に混ざって欲しかったですよぅ⁉️」
みう「……わたし……今週分あんまし映ってなかったし……。塔子ちゃんとみず姫ちゃんが楽しそうにしてたから……。任せてもいいかな、って」
みず姫「相変わらず極力出演したくないスタイルなんですね、みうさん……😅」
塔子「そんなこと言ってるうちにエンディングのパジャマトークが終わりかけてるぅ⁉️  み、みうさん❗️  せめてコメンタリー聴いてる人にご挨拶を～❗️」
みう「……改めまして。西條和役の滝川みう、です。わたしの紹介は来週放送分なんですけど……視聴者の皆さんは特に観たくなければ、観なくても良いです……」
塔子「みうさん。そんなこと言っちゃダメだよぅ⁉️😅😅😅」
みず姫「www  あ、天城サリーちゃん、お誕生日おめで……(ブツッ)」
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スタッフ「……あの……このコメンタリー、使います？😅」
ディレクター「…………うん。収録、やり直しで」
　　　　　　　　　　　22/7逆算中①　おしまい　　　　　✨　