86期　藤間桜編
　「友達を越えたくて・発表会」
私は藤間桜、創立記念で私の歌を披露したいと思うんだけど
推薦もあったしね・・押し付けられたんじゃないよ
私の力を見せつける機会なんだからね・・
みうちゃんにもお願いしたし、大丈夫よ・・
 
藤間家
ディナー
執　事：今日は良い食材が手に入りましたので
どうぞお召し上がりください。
 
旦那様：さくら、学校の方はどうなんだ・・
 
さくら：お父様・・上手くいっています。
 
執　事：お嬢様・・
 
さくら：あっ今度、創立記念発表会の時、
全校生の前で歌を披露するの・・
 
執　事：それは素晴らしい事です。
 
さくら：伴奏をみうちゃんにお願いしたわ
 
旦那様：友達なのか・・
 
執　事：以前、こちらにいらした方ですね、
お嬢様が楽しそうにしていたのを覚えております。
 
旦那様：藤間家の娘として恥ずかしくないように振舞いなさい
 
さくら：分かっています・・お父様・・
 
創立記念会当日
 
さくら：この日が来てしまったわ・・
みうちゃんにと打ち合わせしないとね・・
あれ・・みうちゃん、まだ来ていないのかな・・
そうだわ・・音楽室よ・・きっと練習してるわ・・
 
音楽室
さくら：ここにもみうちゃんがいないわ・・
まだ早いから来るのを待っていよう・・
 
女生徒：藤間さん・・先生が呼んでいたわよ・・
伝えたからね・・
 
さくら：なにかしら・・
 
先　生：藤間さん、今日の発表会の事だけど
順番表見て舞台袖で準備してね・・
伴奏はCDを持ってきてますか・・
 
さくら：みうちゃんにお願いしてますけど・・
まだ来ていないみたいで・・
 
先　生：滝川さんが休まれたらCD手配しないといけませんね。
 
さくら：私、戻ってみますね・・
まだ来ていないわ・・誰かみうちゃん見なかった・・
 
女生徒：知らないわよ・・また隠れているんじゃない・・
 
さくら：もしかしたら・・あそこに隠れているかも・・
 
おしまい