(※これは本来、10月6日投稿予定でしたが、時空の歪みでこの日にお披露目となりました。ご了承下さい。)
楓「『麻丘さん、お誕生日おめでとうございますっ！』」
みかみ「『まーちゃん、おめでとうなぁ～。』」
そら「『真央さん、おめでとうございます。』」
みず姫「『誕生日おめでとう、まおすけ』。」
穂乃花「『真央ちゃぁ～～ん。お誕生日おめでとう～～✨🎶✨』」
純佳「『おめでとうございます真央さん。良い一年でありますように…』」
蛍「『麻丘真央さん、おめでとうですぅ～😊』」
みう「『おめでとう…ございます』」
桜「『HAPPY BIRTHDAY🎵真央ちゃん。』」
ニコル「『麻丘真央さん。誕生日おめでとう。貴女の活躍する姿を見るたび、私達も刺激を受けています。』
………って、こんな感じで良いのかしら？」
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塔子「はいっ！ありがとうございます。バッチリ😃✌️ですよ🎵」
ニコル「そう。ならいいけど。でも私が最後で大丈夫？この動画。」
塔子「んふふふ。」
ニコル「？？」
塔子「心配しないでオッケーです。ニコルさんには悪いですが、大トリは私…塔子が担当しますから。」
ニコル「ふーん。ま、貴女が一番近い存在だし、それが妥当なんじゃない？」
塔子「なので…ですね。ニコルさん、塔子の分を撮影してくれません？」
ニコル「了解よ。それならすぐに撮り始めましょうか。休憩時間もあまり残ってないみたいだから。」
塔子「ぁ、ちょっと待ってください。塔子の耳、結び直しますから。」
ニコル「貴女、それ…リボンじゃなくて耳って呼んでるのね…。」
塔子「そーなんですよ～🎵これがピーンと張ってると、ファンの方の声を集めてくれる気がして～。」
ニコル「……何よその集音効果💧」
塔子「えへへ～～😳」
ニコル「褒めてるわけじゃないから勝手に照れないでくれる？」
塔子「ではニコルさん。撮影お願いします。」
ニコル「……唐突なスイッチON💧流石は令和のアイドルね。八神さんとは別種の扱いづらさを感じるわ…。」
塔子「早くして下さい。お祝いの台詞も既に考えてあるんですから。」
ニコル「はいはい、分かったわよ。それじゃ行くわね。」
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塔子「『まおすけ、まおすけ、まおすけ、まおすけぇぇ～～、おっ誕生日、おめでぇ～とう～～👏👏👏👏👏。』」
ニコル「(…っ！…このテンションの乱高下。最近私も少し落ち着いてきちゃった部分があるから、見習おうかしら。)」
塔子「『スッゴくおめでたい日ということで、塔子の仲間にコメントを貰ったので10個(とうこ)のお祝いを塔子が投稿しま～す。ぁ、塔子の分も入れると11個だった、、、あはははっ失敗失敗。でも多い方が良いよね✨見て喜んでくれると良いなぁ～。それとねぇ──』」
ニコル「(……でも、)」
塔子「『──以上、22/7の桐生塔子でした～。まおすけ、良い一年にしてね～👋』
…ニコルさん、オッケーです。」
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塔子「どうでした？塔子のコメント。これを編集してSNSにアップすれば、まおすけに気持ち伝わりますかね？」
ニコル「……そうね。悪くはないと思うわ。」
塔子「ん？？どこかダメでしたか？」
ニコル「いえ、上出来よ。只のお誕生日コメントにしては…ね。」
塔子「ただのお誕生日コメント…！？…そ、それじゃダメなんです！。まおすけは…塔子にとって…無くてはならない存在でっ……！」
ニコル「なら残念だけど撮り直すべきよ。改善点があるから。」
塔子「改善点…具体的には？？」
ニコル「まず最初は名前ね。」
塔子「名前🤔？…まおすけ。」
ニコル「彼女、まおすけって名前なの？」
塔子「あははは、違いますよ～。さっきニコルさんがお祝いコメントで言ってたじゃないですかぁ～。名前は麻丘真央で、あだ名がまおす……ﾊｯ！」
ニコル「そう。彼女には麻丘真央というちゃんとした名前がある。勿論あだ名で呼ぶのも良いと思うわ、親近感が出るから。でも一回も本名を言わなかったら、動画だけ見た人は彼女の事を、まおすけ、としてしか認知してくれなくなる。当然、添える文章にはフルネームを含めるのでしょうけど、文字よりも動画の方が情報量が多い、必然的に強く覚えて貰える。」
塔子「ほぇ～、なるほどです。」
ニコル「これは私の経験則よ。六番町学院でスコアを稼ぐために動画の見映えについては散々話し合ったから。」
塔子「確かにそうですね。視覚以外の五感に働きかける内容の方が伝わる気がします。塔子は耳が多いから余計に！」
ニコル「いよいよ本格的にそれを耳として扱い出したわね💧まぁいいけど…。」
斎藤ニコルの熱血指導のもと、あれやこれやと新たな案を出していった結果、桐生塔子による麻丘真央誕生日祝福動画はより洗練されたものになったのでした。
おしまい。