このお話には……
パロディあり
オリキャラあり
が、含まれています
浅平家　リビング
本日も浅平家のリビングで、絶賛料理練習中のつぼみさん。リサさんに教えてもらいながら、今日はビーフストロガノフを作っているみたいです。
つぼみ「やっぱさ、ビーフストロガノフ作るときは歌うよね？」
リサ「つぼみちゃん、あれはね絶唱できる人たちだけが歌える歌なの、私達には無理ね🎵」
つぼみ「そっか～、つぼ歌いたかったな～」
会話をしていると、リサさんの頭に手刀が軽く当たる。
リサ「いたーい！」
美鈴「つぼちゃんに嘘吹き込むな、普通は歌わんじゃろうが」
リサ「なによ美鈴、料理は楽しく、愛情こめて根気よく作るものなのよ？歌うことで、さらに美味しく………」
美鈴「ハイハイ、ちゃんと教えんさいよ」
つぼみ「美鈴っち、そう言ってるけど……明日調理実習だよ？」
美鈴、思考停止中。
美鈴「な、なんじゃと！！そんなこと聞いとらんぞ！！」
つぼみ「え？2週間前位に先生言ってたよ？外部講師招いてやるって」
美鈴「……お母様、明日休んでもええじゃろうか？」
リサ「ダメ」
美鈴「そこを……なんとか…💦」
リサ「ダメ、料理してきなさい。あ、つぼみちゃん、美鈴の料理写メでまた送ってね～🎶」
つぼみ「はいはーい、というわけで、美鈴っち……観念しようか？」
美鈴「………はい。」
一方、戸倉家　リビング
零「姉ちゃん、明日調理実習だけど、大丈夫なの？」
桐、思考停止中
桐「あー！！そうだったー！！！親父ーーー！」
リビングから飛び出て、明夫の部屋に行く
桐「親父、明日やす………」
明夫「ダメだ。」
桐「なんで！明日だけでいいから！」
明夫「ダメだ。少しは中華以外作れるようになれ」
零「姉ちゃん、がんば」
桐「くっそ～💦」
調理実習当日　家庭科室
桐・美鈴「もうやだ帰りたい………。」
家庭科室につくなり、隅っこで丸くなるお二人。
ネガティブオーラ全開で、誰も近寄れない。
麗華「ど、どうしたのよ？二人とも…💦」
絢香「調理実習が嫌なんだと」
麗華「な、なんでそこまでなるのよ…💦」
美鈴「だって」
桐「だってさ…💦」
美鈴「西洋料理しか作れんのじゃけぇ……」
桐「中華料理しか作れないもん…💦」
つぼみ「ははは…💦美鈴っちはホントにそうだからね～💦」
麗華「え？レシピ見ながらしてもなの？」
桐・美鈴「気がついたら勝手に変わってます…💦」
絢香「ネタとしては面白そうだから、もらっとこうかな」
桐「いやだ、もう帰る……」
美鈴「帰るか……」
？「静かに！！これから始めますよ～」
帰ろうとしたら、謎の女性の声が帰らせない！
桐「くっ、誰よあれ…💦」
麗華「あれはね、外部講師の料理研究家の芝大路壱子さんよ、今かなり有名の」
芝大路「いいかしら？料理は愛情！愛情こめて作れば上手くいきます！」
美鈴「違うな、この前、不倫して会見しとったろうが、他の男になびくなんて、愛情なんかたかが知れとろうが……」ﾎﾞｿｯ
芝大路「……！！」ﾌﾞﾁｯ
麗華「ちょっと、美鈴、声大きいわよ！」
美鈴「ホントのことじゃろう？、移り気の多い女が愛情と言うてもピンとこんじゃろうが」
絢香「おい、二人とも…💦聞こえてるみたいだぞ…💦」
芝大路「……わかりました……そう大口叩けるのなら、今回は何を作ってもいいです！」
芝大路は美鈴達の机に行き
バンッ！
と、手をついて
芝大路「貴方達の実力を見せてください！！」
そう言い放ったが、目はずっと美鈴を睨み付けている。
麗華「マークされたーーー！この人、私達を落とす気だー！！」
美鈴「上等じゃ、私達の方が愛がある事をおしえちゃる。」
桐「私とつぼちゃんの愛の方が強いわよ」
つぼみ「……え？そうなの？」
桐「……え、え！？」
麗華「おい、そこは合わせなさいよ…💦」
絢香「で、どうするんだ？」
美鈴「……まずは、誰に作るかじゃ」
桐「つぼちゃんでしょ！」
つぼみ「いや、つぼ作る側なんだけど…💦」
絢香「それなら、マリ◯はどうよ？」
麗華「どう？じゃないわよ！アウト過ぎるわよ！！」
美鈴「待ちんさい、マリ◯の好きなものがわからん。」
桐「あの人、キノコかじったり人参かじったり、素材のまま食べてるじゃない、生でだそうよ。」
麗華「あれ食事じゃないわよ！！能力付与されてるだけだから！あれを食事ととらえないで！！」
つぼみ「でもさでもさ、マリ◯につくるなら……ルイー◯はどうするの？」
絢香「いつもお留守番してるから、家でカップ麺とか食べてたりするだろ？作らなくてよくない？」
麗華「ルイー◯に対しての扱い雑すぎない！？」
桐「間をとって、ピー◯はどうかな？」
美鈴「アイツは姫じゃけぇ、ええもん食っとろうが、却下じゃ」
麗華「育ちの差で作る作らないの判断やめてあげなさいよ！💦というか、さっさと作りましょうよ！時間が…💦」
芝大路「待ちなさい、誰に作るかは大切よ……そこはしっかり決めときなさい」
麗華「で、あんたはなにしれっとこっちに混じろうとしてるのよ…💦」
つぼみ「うーん、ここは間とって……白井日◯子で……」
麗華「間とってないから、開発元別だから！というか、大元は貴女の生みの親じゃないの…💦」
美鈴「自販機のご飯でも感激しそうじゃけぇ、自販機で買ってこようか」
麗華「せめて作りなさいよ…💦」
桐「もう、それじゃ、麗華は誰にしたら良いと思うのよ？」
麗華「え？そうね…💦両◯式とか？」
絢香「ハーゲン◯ッツのストロベリー食わせとけば大人しくなるだろ？」
つぼみ「それに、幹◯いるしね～💦」
麗華「決まらねぇー！！」
桐「……ねぇ、フジさんじゃダメかしら？」
麗華「まぁ、いいんじゃない…💦」
美鈴「いつも世話になっとるけぇ」
絢香「そうだな、富士の皆にするか」
つぼみ「つぼもそれで賛成！」
桐「で、みんなの好きなものって……なに？」
美鈴・つぼみ・絢香「しらね」
麗華「知らないの！？」
桐「……鉄板繋がりだから、鉄板で焼けそうなやつが好きなんでしょ？」
美鈴「ホルモン焼きうどんで良かろうが…💦」
絢香「まぁ、いいんじゃない？それじゃ、私はホルモンの臭みを取るために被服室に行くから」
麗華「え？なんでよ？」
絢香「洗濯機に入れて、臭みを取るために……」
麗華「使わせないわよ！？次使う人の物がホルモン臭くなるわ！」
少女達調理中～🎶
桐「えーと、とりあえず焼くだけは焼いたけど……」
美鈴「タレを絡めて焼くなら津◯風、つけタレにするなら佐◯風になるんじゃけど………」
絢香「飲めたらいい人ばっかだし、どっちでもいいだろ？」
麗華「雑…💦」
美鈴「両方作っとけばええじゃろ、食べ比べみたいな」
つぼみ「美鈴っち、頭良い～🎶」
絢香「よし、できたら盛り付けだな」
盛り付けを終わらせ、完成したホルモン焼きうどんを芝大路の前に出す。
美鈴「これが、私達の料理じゃ」
芝大路「………」
一口食べる。
芝大路「……少し、焼が強い気もしますが………私がそのフジさんなら、こりゃ嬉しくて食べれない…💦」
美鈴・桐「やっし！」
麗華・絢香・つぼみ「良かった…💦」←料理が変わらないように尽力した人達。
芝大路「……貴女達に教えることは無いわ、これからもその気持ちを持って、精進しなさい。」
美鈴「そのつもりじゃ」
麗華「あれ？なにいい話だなーみたいに終わらせようとしてるの？」
つぼみ「それじゃ、皆で富士の鉄板借りて焼こーう🎶」
桐・美鈴・絢香「ヨッシャー！」
麗華「………あ、はい」
こうして、今日の晩の富士は「イマドキギャルのホルモン焼きうどん」が振る舞われましたとさ
おしまい