ジュン「ねーねー、れーかとかあか姉って怒られたことってある？」麗華「どうしたのよ急に？」ジュン「あのね、この前出たトーク番組で怒られたときのお話をしたんだけど、『普通』って言われちゃって😖」あかね「どんな話をしたんですか？」ジュン「部屋が散らかっててお母さんに叱られたって」麗華「それは『普通』って言われても仕方ないわね💧」あかね「むしろ番組でする話としては弱すぎますね」ジュン「確かにそうだけど、そこまで言わなくてもいいでしょ！🥺」麗華「それで、なんで私たちに怒られたことがあるか訊いてきたの？」ジュン「ほら、れーかとかあか姉ってあんまり怒られてるイメージないでしょ？だから怒られるとしたらよっぽどスゴいことやったんじゃないかなって」あかね「そんなことはないですよ。私の母は厳しい人なので毎日のように叱られていましたし」ジュン「そうなんだ～。ちょっと意外」あかね「ただ大半は『現状に満足するな・もっと上を目指せ』という意味だと理解していますが」麗華「それは叱られてるって言わないんじゃ……😅」ジュン「それで、れーかは？」麗華「私は別にお父さんは厳しい人でもないし、むしろ私の方がいろいろ言ってたくらいだし……あぁ、でも1回だけすごく怒られたことがあったっけ」ジュン「なになに？何やったの？」麗華「それはちょっと……」ジュン「え～、教えてよ～」
 
麗華「でも収録まで時間もないし……」ジュン「今聞きた～い！」麗華「ほら、あかねからも何か言って💦」ジュン「あか姉だって気になるでしょ？」あかね「確かに収録まであまり時間はありませんね――」ジュン「え～……😩」麗華「2対1よ。残念だったわね😊」あかね「――なので手短にお願いします」麗華「あかね!?Σ（￣□￣;）」ジュン「残念。2対1だね～♪😁」麗華「まさかあかねが……(ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ)」ジュン「ほらほら～♪早く言いなって～♪👀」あかね：👀麗華「あぁもう！分かったわよ💦」ジュン「それで、何やったの？」麗華「……お父さんの顔と名前でマッチングアプリを……😒」ジュン「なんでそんなことしたの？」麗華「私のお父さんって家事が苦手だから、私が――たとえば修学旅行とかで家にいない時でもちゃんとご飯を作ったり掃除したりする人がいた方がいいって友達に言われて断りきれなくて……」あかね「それで登録したんですか？」麗華「えぇ、でもちょっとしたことがきっかけでバレちゃって、その時はずいぶんと長い時間お説教されたわ。まぁ、最後の方はほとんどお母さんとの惚気話だったけど😅」ジュン「なんでバレちゃったの？」
麗華「お父さんの職場の人がたまたま同じアプリを使ってたらしくてね……それでその日のうちに解約までさせられて……相手の人には悪いことしちゃったわね」あかね「そんなことがあったんですね」麗華「そういえば今話してて思い出したんだけど、相手の人丸山さんって名前だったわ😊」ジュン「え!?😲じゃあもしかしたら、れーかとあか姉が家族になってたかもしれなかったの!?」麗華「まさか、ただの偶然じゃない？」あかね「そうですね。母はもう結婚することに興味がないみたいですし」ジュン「な～んだ」麗華「それじゃあ私の話は終わりよ。本当に時間がないわ。早く行きましょ」ジュン「私その前におトイレ～」
 
 　　🏃麗華「だから後にしなさいって言ったのに😞。ほら、あかねも」あかね「すいませんが先に行っててもらえますか？私はこの辺りを片付けてから行きますので」麗華「ジュンね！またお菓子のゴミを散らかして💢すぐ連れ戻してくるから全部片付けないでね！」　　🏃――やっぱりそうだったんだ……昔父親を求めて1度だけ母の顔と名前で登録したマッチングアプリで紹介された人……『佐藤』なんてありふれた名字だったことといつの間にかいなくなってたから気にも留めていなかったけど、もしかしたら……あかね「いえ、やはり偶然でしょう」
――でももしも……
 
(ジュン「え!?😲じゃあもしかしたら、れーかとあか姉が家族になってたかもしれなかったの!?」)それが許される今があったなら……奔放に振る舞う私を優しくそして厳しく諫めてくれるそんな……👓️ｽｯ……あかね「麗華お姉ちゃん😆」――いえ、やめておきましょう……麗華「あかね？」👓️ｽﾁｬｯ!あかね「佐藤さん!?いつからそこに!?」麗華「眼鏡を外したあたりかしら。あかねがひとり言なんて珍しかったから声をかけそびれちゃったわ。何を考えてたの？」あかね「……なんでもありません」麗華「でも私のこと『お姉――｣あかね「なんでもありません！！……すいません😔」麗華「……分かったわ。私は何も見てないし、何も聞いてない。これでいいわね？」あかね「ありがとうございます😔」麗華「それにしても、あかねがあんな顔で笑うなんて意外だったわ🤭」あかね「佐藤さん！」麗華「あら、2人のときぐらい『お姉ちゃん』って呼んでくれてもいいわよ🤭あかねみたいな妹なら大歓迎だわ」あかね「からかわないでください💦」ジュン「さっきの大っきい声なに～？」麗華「やっと来た！早く来なさいって言ったでしょ！」ジュン「だったらお尻叩かないでよ！😭」麗華「とにかくちゃんと片付けて、それからあかねにお礼を言いなさい！😠」ジュン「あか姉、片付けてくれてありがとう。散らかしてゴメンね」
あかね「別に構いませんよ」ジュン「それで、さっきは2人で何のお話してたの？」麗華「秘密よ😊」あかね「秘密です😊」ジュン「そんな言い方されたら気になるじゃん！」麗華「2対1よ。諦めなさい」ジュン「え～～～～！😫」――おしまい👓️